La Espiral Eterna(永遠の螺旋)

Spiral-1

 

 

 先週の土曜日(2月23日)、コンサート・シリーズ《螺旋 Spiral》が終わりました。ブローウェル Leo Brouwer の作品を多く弾いたのですが、コンサート・タイトルにもした「永遠の螺旋 La Espiral Eterna」は久しぶりに弾いた曲でした。ご存知のように前衛的なギター曲の代表とも言える作品ですが、充実したいい曲ですね。

 

 

Spiral-2


(↑)・・・これは最初の「ぐるぐる回る螺旋」のようなところ(1ページ目)

 

 

Spiral-3


(↑)・・・弦を摘みながら指を滑らせて「シュ〜バッチン!」とやったところ(2ページ目)

 

 

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(↑)・・・フレットの無い超ハイポジションで「ピコピコピコ!」とやっっている(3ページ目)

 

 

Spiral-5

 

(↑)・・・指板上で弦を叩く「パッチン、ポヨン、ビヨン」とやっている(4ページ目)

 

 と言うわけで、次回の藤井眞吾コンサートシリーズ、3月はお休みで、「4月20日(土)春来 Spring」です。春の訪れを身体一杯に感じながら演奏したいと思います。お楽しみに!


今日のコンサート《螺旋 Spiral》

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 「実験音楽(experimental music)」という言葉が私の耳に飛び込んで来たのは、高校生の頃であったと思います。アメリカ東海岸の音楽家、ジョン・ケージが提唱した言葉・概念であり、一方ヨーロッパではセリーの音楽のあとブーレーズやシュトックハウゼンが「前衛音楽」の道を突き進んでいました。キューバからアメリカに渡り、NYのジュリアード音楽院で学んでいたレオ・ブローウェルにとってはいずれもが強い影響を与えた事は、容易に想像ができます。
 ブローウェルはその作曲活動の中で、時期毎に、特定の音楽スタイルに集中して作品を生み出してきたように私は思います。「舞踏礼賛(1964)」はストラビンスキー讃歌である言われており、調性から離れたところで力強い、おそらくそれまで誰も聞いた事の無いギターの音を産み出す事に成功しました。「永遠の螺旋(1971)」はおそらく、アメリカに吹き荒れていた「実験音楽」や「偶然性の音楽(Chance Operation)」の影響から生まれた傑作と言っても過言ではありません。ドイツの作曲家ハンス・ウェルナー・ヘンツェとの出会いはブローウェルを更に前衛の道へと案内します。

 1970年代、これもアメリカで「ミニマル minimal」主義が擡頭すると、ブローウェルの舵は即座にその方向を向きます。と同時に、失われていた調性は復活し、同じ頃日本の武満徹の音楽にも強く心を奪われます。「黒いデカメロン(1981)」はその頃の始まりを告げる代表作です。ブローウェルは様々なスタイルを旅し、今年80歳を迎えて、将に円熟の境地にあると言えますが、何故か私の心を捉えて離さない彼の作品は、1960年代から81年あたりまでの作品である事は皮肉な事です。

 

(藤井眞吾:記/2019年2月23日)

 

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スペイン舞曲 第5番《アンダルーサ》の編曲を・・・

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 2月は本当に時(とき)が経つのが早いですね。今週の土曜日、いえ明後日はコンサートシリーズ《螺旋》です。今月のプレゼント編曲は、E.グラナドス作曲「スペイン舞曲 第5番《アンダルーサ》」です。これはM.リョベットの編曲で有名になり、もはやギター曲と言っても良いほど定着した編曲ですが、勿論今回演奏しプレゼントする編曲は私自身によるものです。
 この曲自体は「ホ短調」でもともとギターによく合う調なので、原調で演奏される事が殆どだと思います。ただいくつかの部分で、リョベット版では彼独自の変更がなされていますが、私はあまりその変更が好きになれないので、別のアプローチをしています。運指も出来るだけ解り易くつけましたので、ご覧頂ければと思います。
 コンサートの予約は明日のよるまで受け付けておりますので、ご予約はお早めに!(*コンサートの詳細・予約はこちらから!

 

 


最初は「公開レッスンとコンサート」でした

2006

 

 

 京都でのコンサートシリーズは2006年にスタートしましたが、当初は毎月やろうなどとは考えておらず、この年は4月、6月、10月の三回のみ。しかも、「藤井眞吾 コンサートシリーズ」という明確な内容ではなく、「公開レッスンとコンサート」というスタートでした。この頃、私は京都での演奏会はあまりやる事がなく、演奏もレッスンも九州やその他の土地での開催が主だったので、自分が住む京都でも、少しでもそういった活動を始めたい、というのが理由でした。
 翌年、2007年から毎月コンサートを中心とした開催としました。そして今年2019年2月23日は142回目の開催となります。皆様のご来場をお待ちしております。

 

 


ページの移動を簡単に・・・

next

 

 

 私の website のコンサートシリーズを毎月お知らせしているページは、時々内容を整理し、皆様に情報へのアクセスがし易いように更新をしております。今年、2019年のページもより一層見易くなったのではないかと思っていますが、チラシ(フライヤー)の下に「Last(前月へ)」と「Next(来月へ)」の矢印を付け加え、来月(次回)の内容や、前回の内容へ簡単にジャンプできるようになりました。是非ご利用下さい!

 

 


演奏曲目

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 あいにくの悪い天気になってきました。遠方からお越しの方は、交通機関の運行状況、道路の状況などに十分ご注意下さい。無事に会場でお会いできます事を心より願っております。

 

 

【演奏曲目】

 

1● 前奏曲集 作品103 より(A.ディアベッリ)
 No.1 ハ長調/No.3 ニ長調

 

2● ソナタ 第1番 ハ長調 作品29(A.ディアベッリ)
 1. Allegro/2. Andante cantabile/3. Menuett, Allegro/4. Rondo, Allegretto

 

3● 前奏曲とバガテル(M.ジュリアーニ)
 

4● 五つの前奏曲第(H.V=ロボス)
 

5● 一月一日(いちがついちじつ)(上 真行/藤井眞吾 編)


6● 春の海(宮城道雄/藤井眞吾 編)


7● 四つの前奏曲とマズルカ(F.タレガ) 


8● 簡素な練習曲と《舞踏礼賛》(L.ブローウェル)

 

※当日券でご来場の場合は、予め

「マンサーナ(075-972-2834)」まで

ご確認をお勧めします。

 

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お正月

 私の周りでは風邪ひきさんが急増しています。我が細君も先週九州の実家から帰還以来、お土産と一緒に持ち帰った咳がなかなかおさまらずにおります。かく言う私もちょっとだけ心配で、転ばぬ先の杖とばかりに、カイゲンを服用してみたり・・・。
 明日から三日間、東京でのレッスンです。今年第1弾ですので、張り切っております。東京のお天気も良さそうです。二ヶ月ぶりに聞く東京の生徒達の演奏が楽しみです。
 そして帰って来たら・・・、土曜日は今年最初のコンサート・シリーズ。これで私はやっと「正月」を迎えられるという気分になります。ここ数年、1月のコンサートは「春の海」を弾いて、お正月気分を高めることにしています。何年か弾いてきて、慣れてきたこともあり、また新たな発見もあり、楽しみながら演奏できるようになってきました。
 プレゼント編曲は「一月一日(上真行/藤井眞吾)」です。この編曲は「練習曲」としてもとても良いです。自分自身、これを練習する度にとても良い練習になっています。
 ご予約はお早めに!

 

 

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5月までの予定

 「藤井眞吾コンサートシリーズ」は今年、2019年も元気に開催の予定です! 現在のところ、3月のみ開催出来ないのですが、それ以外の5月までの予定、およびその共通チラシが出来ましたのでアップいたします。
 1月は《春の海》のタイトルで26日にの開催です。ご予約、お急ぎ下さい!

 

 

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珠玉の小品集

 先週土曜日、藤井眞吾コンサートシリーズ《珠玉の小品集》が終了しました。

 

 

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 演奏しながら、本当にこういった作品はギターにとって「珠玉」だな、と思いました。演奏者にも幸せな気分をもたらします。

 

 

gems_2

 

 

 女房は、私がリハーサルをしている間に、「こんがり焼きプリン」を美味しそうに食べていました。
 来月(12月)は今年最後の開催、22日です。テーマは《別れ》。別れは辛いものですが、人間は別れを告げなければいけない事もあるのです・・・。まずは2018年に別れを告げたいと思います。皆様のご来場をお待ちしております!

 

 

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プログラムノート《珠玉の小品集》

(※演奏曲目は下のチラシをクリックしてご覧下さい)
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 「小品集」というタイトル、あるいはテーマはこのコンサートシリーズでもう何回目かになります。それはギターの小品には本当に美しいものが沢山あるからなのですが、私が「小品」という名前や、小品そのものにいささかこだわってきたのは、私自身が若い頃(おそらく40歳くらいまでは)いつも「大曲」を演奏する事にばかり強く関心を持っていた、その反動なのかもしれないと思っています。ところが、生徒を教えるようになって気付いた事は、若い人達は沢山の練習曲を勉強しなければならないのですが、「練習曲」というジャンルの作品でさえ美しいものが多いと言う事、また練習曲嫌いのアマチュアの人達が演奏する小品も、技術の難易度とは関係なくとても美しいものが多いと言う事です。留学して私が習った先生達は、大曲や難曲でも素晴らしかったのは言うまでもありませんが、時折聞かせる小品の演奏では、魂を持って行かれるような、驚くほど美しい瞬間を味あわせてくれました。そしてそういう時にこそ、若かった私達は、先生から学ぶべき重要な何かを発見したような気がします。

 

(藤井眞吾:記/2018年11月17日)

 

 


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