終わりのない編曲

 作曲や編曲は、時に終わりようが無くなるときがあります。作曲は自分自身の音楽ですから、まだ判断や決断がつけられるのですが、編曲となると、誰か、大抵は大作曲家の作った作品ですから、その神髄を損なわないようにと、ついつい何度も試行錯誤を繰り返すことがあります。まさに「終わりのない作業」となってしまいます。

 

 

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 今週末の演奏会《前奏曲 Prelude》ではショパンの前奏曲(Op.28-6)をプレゼント編曲としたのですが、これはもう10年近く前の編曲なのに、ひく度に別のアイデアが出てきます。とうとう昨日は「そうだ、違う調で弾いてみよう!」と、これまでホ短調でひいていたものを、少し特殊な調弦にしてイ短調で弾いてみたら、とてもいい・・・、かもしれない。でもホ短調の響きもきれい・・・。本番は今度の土曜日だから、きっと練習の時間が足りなくなる(これはよくあることなのですが・・・)、というわけで結局やや改訂を加えて、ホ短調に落ち着きました。

 

 

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 一昨日、妻と買い物に出ると毎年きれいな花を咲かせる、ご近所の梅が今年も見事に咲いていました。以前は隣に紅梅もあったtのですが、今は白梅だけです。

 

 

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 その梅の木の麓で、猫がひなたぼっこしていました。気持ち良さそう!
 コンサート《前奏曲 Prelude》は今週の土曜日、29日の開催です。ご予約お待ちしております。

 

 


Pablo Garibay のコンサートへ

 東京での三日間は快晴に恵まれました。そして出発する四日目の朝もご覧のような天気。

 

 

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 実はこの日(20日)は名古屋の宗次ホールで Pablo Garibay(パブロ・ガリバイ)の演奏会があるので、聞きたいと思い、少し早くチェックアウト。しかし名古屋に着くのが早過ぎたので、名古屋駅でコーヒーで一服。

 

 

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 パブロはメキシコ人のギタリストですが、実は2007年にアメリカの GFA に招かれて行った時、私の作曲した「天使の協奏曲」を演奏(指揮)するのが第1の目的だったのですが、もうひとつ依頼されていた事は、GFAコンクールの審査員でした。一次審査だけでしたが、これがなんと最大のハードワーク。三日間に渡って55人のエントリーを聞かなければならないので、疲労困憊でした。
 パブロはこのコンクールで確か「2位」だったと思うのですが、私にとっては彼の本選での演奏は圧倒的に「1位」でした。
 さて、名古屋での演奏も期待を裏切る事なく、非常にストレートで虚飾のない演奏。限りなく透明で美しい演奏でした。終演後、少しだけ旧交を暖めたのですが、13年前に彼からもらった(彼の母国)メキシコの作曲家、ポンセの自筆譜のコピーのお礼も言う事ができました。聞きに来て良かった、心の底からそう思いました。

 

 

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 今回は日本には初来日なのですが、残念なことにソロ・リサイタルは少ないようです。もしも彼の名前を見かけたら、何を置いても聞きに行く事を強くお薦めします。素晴らしいギタリストですから!
 京都に帰り着いたのは夕方でした。

 

 


ホールでリハーサル

 函館到着以来、温暖で、良い天気が続いていました。

 

 

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 ホテルの部屋から見えた二日間の朝の眺めです。

 

 

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 今日は明日のリサイタルの会場である、函館芸術ホールリハーサルをしてきました。実際に演奏会場で、しかもゆったりとリハーサルをさせてもらえる事などめったにありませんから、とても良い経験になりました。

 

 

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 「712人」というキャパなのですが、とても音響が良く、ギターにも最適です。ここで演奏するのはもう三回目だと思うのですが、今回は特に良い感じです。

 

 

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 ギターのコンディションもいいので、ついつい演奏が暴走しそうになります。

 

 

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 ・・・ひとつだけ心配が。ここまで好天が続いたのに、明日は気温が下がり、雪が降り、暴風のおそれも。コンサートが終わったら、直ぐに最終便で東京へ移動してレッスンの予定なのですが、フライトが予定通り出るかどうか・・・。

 

 


札幌で「はじまりの音楽」

 「はじまりの音楽」を練習していました。自画自賛かもしれませんが・・・、いい曲集ですね。明日から札幌へ出発します。

 

 

Dawn

 

 


札幌で公開レッスン

 来月、札幌で公開レッスンをいたします。

 

 

note

 

(詳細は上のチラシをクリック!)

 

 まだ〆切っていないと思うので、受講希望の方は主催者まで問い合わせてみて下さい(Coffee Cafe ふらっと/Tel.011-590-1080)。聴講者も受け付けています。札幌でのレッスンは初めてなので、楽しみにしています。

 

 


Rhapsody Japan (Ensemble version)

 2018年に、渋谷環さんから彼女が主宰するギター・アンサンブルの為に私の「Rhapsody Japan」を編曲してもらえないか、と言う依頼を頂きました。すでに多くの方々にギター二重奏として知られ、また演奏されている自分の作品を、別編成の為に書き直すと言う事に、いくらか戸惑いもありましたが、承諾しました。なぜなら、本来この曲は京都のある大学の学生達のために作曲したものが母体となっている作品だったからです。音色や、音の厚みの変化に不自然さは出ないだろうと考えたわけです。
 ところが渋谷さんのギター・アンサンブルは「アルト・ギター」ではなく「レキント・ギター」を使っていると言う事で、難題が現れました。レキント・ギターはアルト・ギターよりさらに「二度」高いのです。音域もさることながら、調性がギターでは弾き難い調性に、どうしてもなってしまうのです。しかしレキントのパートは、名手の渋谷さんがひかれると言う事なので、意を決して編曲、出来上がったのがこの「アンサンブル・ヴァージョン」です。是非お聞きください!

 

 

 

 

 実はこの演奏は、出演された演奏会で、出演者毎の演奏時間制限があったため、本番では抜粋の演奏であったそうです。ところが最近になって、渋谷さんから、練習のためにリハーサルで演奏したものを編集してつないだ「完全版」があるとお聞きして、早速お送り頂き、そちらを公開させて頂きました。
 渋谷さんを筆頭に、アンサンブルの皆さんのすばらしい演奏と、また二重奏とは違った、ギター・アンサンブルにより音の厚みや音色の変化をお楽しみ頂けると思います。
 来年2月9日に札幌の渋谷さんのギター教室でコンサートをするのですが、その時に「渋谷環 室内ギターアンサンブル」がこの曲を全楽章演奏して下さいます。また2月16日には自主公演をされるそうですので、皆様是非お出かけ頂きたいと思います。

 

 


Rhapsody Japan

 ギタリストの中野義久さんと橋口武史さんが「ラプソディー・ジャパンRhapsody Japan」を演奏し、YouTube に公開して下さいました。全楽章ではなく、抜粋なのですが、お二人の親密なアンサンブルを楽しむ事ができます。使用楽器は、H.ハウザー(’61)と松村雅亘(’95)だそうです。私も学生時代から数年間、松村さんの楽器は愛奏していました。懐かしいです。

 

 


7弦ギターの弦

strings

 

 

 今月のコンサート《風の向くところ Where the wind looks》ではバッハの「チェロ組曲 第1番 BWV1007」を演奏しますが、私はバッハの作品の多くには、7弦ギターを使用し、7弦ギター用の編曲をしています。これによって、6弦のギターよりも響きや音楽がより自然に表現できるように感じているのですが、難しいのはそのための弦の選択です。上の写真はPYRAMID社から出ているリュート用のカーボン弦(上/PVF063)と、ダダリオ社の巻き線(下/NYL026W、NYL031W)です。
 調弦は大抵は以下のようにしていますが、今回はそれを半音あげてみたので、こんな弦を使用してみました。いい感じです。いつも悩んでいたのは「Re」にしたときの1弦に何を使うかと言う事だったのですが、「Eb」だと通常のナイロン弦が使えるので、とても有利です。

 

Tuning

 

 

 チェロ組曲1番は全楽章演奏します。できればそのほかにも何かお聞かせできればと思い、練習しています。演奏会は今月26日です。(演奏会の詳細
 それから・・・、今日の米粉パン、色白に奇麗に焼けました!

 

 

pan

 

 


《はじまりの音楽》から2曲、東京で

hiromi

 

 

 今月、東京でも、《はじまりの音楽》から2曲、「春の小川」と「揺り篭のうた」をお聞き頂く事ができます。お二人の女性のコンサート、「レディースコンサート」、9月22日(日)午後4時開演、東京の「海音 KANON」で。是非お出かけ下さい!

 

 

JUGEMテーマ:クラシック音楽


はじまりの音楽

Iris

 

 

 10年前に、日本の民謡や唱歌12曲をギター二重奏に編曲、《はじまりの音楽》がフォレストヒル出版から発売されました。
 10月20日に「さくらデュオ」のお二人が全曲を演奏してくださいますので、皆様是非お出かけ下さい。予約が必要のようですので、ご注意下さい。
日 時:10月20日(日)14時開演
会 場:アイリスカフェ(大阪府 守口市 本町 1-2-2 )
演 奏:さくらデュオ(井谷正美、藤本百合江)
入場料:500円(予約制)
問い合わせ・申し込み:大阪ギタースクール(06-6992-3804) またはメール

 

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