3台カメラ体制で!

 Skype を使っての「オンライン・レッスン」で、メインカメラで使っていたものが「400万画素」であったためか、最近コンピューターのCPUに大きな負荷がかかるようになってきたので、新たに「200万画素」のカメラを購入しました。全部でカメラは3台になったので、せっかくだから「3台体制」でレッスンしようと思い、机の上に配置してみました。
(1)これは新たに購入した「200万画素」のカメラ。200万画素ですが「1920 x 1080」で撮影できます。また連動するアプリがあって、明るさや彩度、コントラストなど調整できるので便利です。「正面カメラ」としてモニターの上に設置しています。

 

 

02

 

 

(2)これはこれまでもサブとして使っていた「1280 x 960」のカメラです。私の左側に配置して、右手の動きを撮影します。

 

 

01

 

(3)これは従来正面用に使っていたもっとも解像度の高いカメラですが、私の左手の細かな動きを見てもらうように、机の上、USBマイクの隣に設置しました。

 

 

03

 

 

 オンラインレッスンではこのように、どこに着目してほしいかをカメラの切り替えによって伝えることができ、私自身は対面でのレッスンにはない効果が大きいと感じています。

 

 


おめでとう!

 ドイツに留学していた、渡部友美(わたなべともみ)さんが 卒業し、演奏家課程と楽器教育課程のディプロマを携えて報告に来てくれました。昨日のことです。

 

 

Tomomi

 

 

 途中、コロナウィルスの影響もあって、勉強は長くなりましたが、彼女が志す道を目指し、くじけることなく、ここまで到達した努力は本当に立派です。すでにドルトムントに居を移し、ドルトムントの音楽学校の先生として活動を始めています。また彼女が以前から目標としていた、子供達の教育や高齢者の教育にも活動を広げていて、当地の小学校や音楽教室でも教えているそうです。

 

 

withme

 

 

 彼女が毎週のように私の家、私の部屋にやってきていたのはもう十年以上前のこと。そして大学卒業後、間も無くギターを続けるべくドイツ留学へ。今日までの道のりは決して容易ではなかったと思いますが、学生の頃から目標に向かって、全身全霊で向かってゆき達成する彼女の能力が花開き、身を結びました。
 留学中にも何度か帰国し、その度に挨拶に来てくれましたが、コロナのせいで最後に彼女に会ったのは六年くらい前のことだったと思います。やはり写真にあるソファーに腰掛けながら、苦労や悩みを打ち明けていた彼女が、今はこうして笑顔でいる光景はまさに夢のようであり、私たち夫婦にとってもとても幸せな時でした。

 

 

Trio

 

 

 八幡の駅まで見送りました。その時の写真が上の写真です。
 思い返せば十数年前、広島から京都の大学に出てきた彼女が、ギターのレッスンを希望して私のところにやってきました。レッスン初日、八幡の駅まで出迎えました。改札口に立って私を待っていたのは、当時はやりの服装で、おへそが見えるような服、「ああ、こりゃあ長くは続かないな・・・」と思いながら家まで案内したのでした。ところが家について玄関では、脱いだ靴をきちんと揃え「よろしくお願いします」と丁寧な挨拶と言葉遣い、決して器用になんでも弾きこなすというタイプではなかったけれども、どんな難しい課題にも諦めることなく取り組み克服してきました。
 そして今はこんなに素敵な音楽家になりました。おめでとう、TOMOMI

 

 


レッスンにビデオを活用

 レッスンは相変わらず「オン・ライン ONLINE LESSON」を続けていますが、生の音が伝えにくいこと以外には何の不都合もありません。Skype は基本の機能として「録画」ができますし、Whereby も有料アカウントを登録すれば(それは私だけが有料登録をしたのですが)録画ができます。サードパーティーの録画アプリもあり、それを利用している生徒もいます。

 

 録画のメリットは、レッスンが済んでから繰り返し復習ができることですが、私は生徒の「手・指」の動きを並列して、比較しながらその動きを覚えるために、ビデオを編集して見てもらうようにしています。

 

 

(私 | 生徒)

 

Lesson_01

 

 

Lesson_02

 

 

Lesson_03

 

 

Lesson_04

 

 

 こうしてビデオを作るのは生徒の学習のためではありますが、ビデオを編集しながら、私自身も自分の指の動きをよく観察し、反省することや発見する事が多々有ります。
 私の「オン・ライン レッスン」についてはこちらのページをご覧ください。コロナがまだまだ続きますので、遠方の方でも「オン・ライン レッスン」での勉強に興味のある方は、ぜひお問い合わせください。お待ちしております。

 

 


楽譜はちゃんとしたものを使いましょう!

Sor

 

 

 ソルの「月光」と呼ばれる練習曲(作品35-22)は多くの人が勉強する曲だと思います。私も生徒には大抵一回は勉強してもらう曲なのですが、曲の最後のところ、終止の前の属和音(属七)の低音が、1オクターブ上に(4弦上)になって、間違った楽譜があります。まさかこんな間違いは気付くだろうと思うのですが、生徒の場合は、市販の楽譜を疑うと言う気持ちがほとんどないので、そのままやってしまいます。(上の写真は正しい楽譜)
 国内版の楽譜です。どこの出版社であったか確かめていませんが、最近この楽譜で勉強してきた生徒が二人もいたので、けっこう流布しているものかもしれません。皆さん気をつけてください。楽譜はちゃんとしたものを購入しましょう!

 

 

JUGEMテーマ:クラシック音楽

 

 


教えることについて・・・

 あっという間に8月になってしまいました。
 7月23日にアートステージでのコンサート「藤井眞吾コンサートシリーズ 第112回《なみだ Lagrima》」を終えて(留学中の会所君が聞きに来てくれて・・・、会所君有り難う! 9月のコンサート頑張ってください!)、翌日は午前中の新幹線で東京へ。ここ数年、東京へ立ち寄れる時には個人レッスンをやっていますが、だいたい毎回十数人のレッスンを三日間でやります。最近は一日に五人教えるのがしんどくなって来ました。若い人やプロを目指している人、そしてすでにプロの人や、プロではないけれども情熱のある人達を教えて、時間を一緒に過ごすのはとても魅力的で楽しいことなのですが・・・、ちょっと年齢的に体力も落ちて来たのかもしれません。
 下の写真は滞在したホテルからの夜の眺め。一日が終って、ホテルの部屋に帰って、この眺めを見るとホッとします。

 

 

 

night

 

 

 今回も三日間のレッスンだったのですが、初日は一コマが空いたので、希望者のみで「基礎練習講座」をやりました。普段のレッスンではどんな人にも、主にテクニックの為の基礎練習を教えるのですが、今回はそれらの中でも特に基本的で重要なことをまとめて、約2時間。
 三日目は特にハードな一日でしたが、終了後は生徒達と夕食へ。・・・と言っても、会場の近くには食事をする場所の選択肢があまり無くて、Outback のステーキか、シンガポール料理屋さん。結局いつものステーキ屋さんでした。でも今回はちょっといつもと内容を変えて、トマホークのでかいステーキとラム肉、合計1.2Kg を皆で分け合うという、超迫力の食事でした。
 東京でのレッスンを終えてからは羽田から函館へ、母の顔を見に、そして函館で働く娘に会いに行って、京都に帰還しました。その翌日は早速自宅で二人の生徒をレッスン。ちょっと、疲れました。

 

 

steak

 

 ところで、(いつの頃からか・・・)基礎練習とか練習課題を可能な限り楽譜にして生徒に渡すようにして来ましたが、最近ははたしてそれが良いのかどうか、悩んでいます。最初は生徒のためと言うよりは、自分のために・・・、「自分が一体どんな練習の仕方をしているのか客観的に反省する為に」楽譜に書き出していたのですが、結果的にそれをレッスンでも使うようになり、楽譜を生徒に渡すようになりました(下の写真)。最近は生徒の練習のために、積極的に、練習課題を十分に整理して、わかりやすく、また練習がしやすいようにまとめて、楽譜として渡すようにしているのですが・・・、どうもあまり生徒が楽譜を受け取ってから練習していないのではないかと・・・。
 生徒のほとんどは受け取った楽譜をクリア・ファイルなどに整理して大事にしているのですが、中にはライブラリーが溜まって安心しているように見受けられる人も居て、やっぱり練習してもらわないと意味が無いのですが、それがなかなかうまくいきません。そこで今回の東京のレッスン、初日に行った「基礎練習講座」では「テキストなし!」でやりました。結局こういう基礎練習と言うのは、練習の目的や、その練習がどのように出来上がっているかを理解していなければ、闇雲にやっても意味が無い訳で、ということはほとんど「暗譜」したような、頭の中にどんな練習をするのかが入っている筈なのですが、楽譜として渡してしまうと、安心してしまって、猛練習したような錯覚に陥る人がいるようです。はてさて、今回の「テキストなし!」の効果はどうだったのか・・・。

 

 

kiso

 

 

 ・・・と言いつつ、今日楽譜を作って受講生に pdf で送ってしまいましたが・・・。これは先生の私に問題があるのでしょうかね?

練習課題

kadai


 もともとは自分のための練習課題なのですが、それをメモのように書き貯めておいて、生徒のレッスンで必要に応じて浄書し、使っています。生徒によって必要な課題は様々なのですが、テクニックの基礎的な練習は全員に共通のものを練習してもらいます。

 そういったものが増えて来て、一体誰に何の課題を与えていたかわからなくなってしまうときがあります。浄書したものだけでも目を通そうと、今日、よく使っている課題だけ(全体の1/3くらい)をプリントアウトしてみたら、あまりにも沢山あって、驚いてしまいました。課題は練習するだけでなく、その練習の意とするところを理解し、また記憶することが大事ですから、先生である私自身がこれらをもっと整理しなければ行けないと痛感しています。そのうち、これを「課題集」として本にしようか、と思っています。




明日の受講生

 

 東京でいつも宿泊しているホテルは品川の駅を降りて、高輪口から石榴坂を少しばかり上がるのですが、そののんびりした小さな道の脇には桜の木が幾本も奇麗に並んでいます。今日も東京はポカポカの陽気で、開き始めた桜のつぼみは、今日になって一気に勢いを増したように見えます。ホテルには沢山の外国人客が居て、わざわざアメリカやオーストラリア、中国などから「花見」に来ているのだそうです。

 今日は益田正洋さんの演奏会、19世紀ウィーンで活躍した作曲家達の、あるいは当時演奏されたギターを含む室内楽と言う、充実したプログラムでした。星野氏製作のシュタウファーのレプリカで演奏していましたが、数年前に CD で聞いた時より、まろやかな音になっていたように感じました。カル、ディアベリ、マティエカ、の「フルート、ヴィオラ、ギターのためのトリオ」でしたが、有名なマティエカは言うまでもなく、私はディアベリの作品が一番面白く聞く事ができました。すばらしい演奏会でした。

 さて、明日は私の公開レッスンとミニコンサート。(詳細はこちらです。)今日、受講生の名前と受講曲のお知らせがありましたので、こちらに転載いたします。つい先日レッスンしたばかりの生徒の名前もあって、ちょっとビックリしたのですが、曲が違いますから、また違った勉強ができる事でしょう。竹間さん(マンドリン)との二重奏も、書き下ろしの曲や二橋さんの新作もありますので、お楽しみに!


13:00〜 佐々木宣博/スコットランド民謡による変奏曲Op.40(F.ソル)
14:00〜 木内智佳/フリア・フロリダ(A.バリオス)
15:00〜 石丸 陸/ハンガリー幻想曲(J.K.メルツ)

16:00〜 ミニ・コンサート詳細はこちらです



 


嬉しい、初レッスン


 早速今日は今年の初レッスン!

 生徒が「やる気満々」だというのは、嬉しいものです。

 色々おしゃべりをして、ソルの練習曲を。そして嬉しいことに、昨年1月のコンサートシリーズ《1851》でプレゼントした編曲譜でもある私の編曲、「一月一日(上真行)」を練習して持って来てくれました。とても良く練習されていて、今度のコンサート(1月25日)でも弾く曲なものですし、またはじまりの音楽に収録した二重奏版もやってみたり・・・、ついついレッスンが長引いてしまいました。

 生徒が積極的に新しい曲に挑戦してくれるのは本当に嬉しいことです。

 嬉しい、初レッスンでした!



スペイン土産

Dulce

 昨年の暮れに結婚した、生徒の M 君が、新婚旅行にとスペインへ行っていたそうです。バルセロナ、バレンシア、グラナダ、マドリッドと廻って来たそうですが、海外旅行が初めての M 君にはとても楽しい旅行だったようです。今日レッスンに来たとき、お土産を持って来てくれました。懐かしい、スペインの味がします。ありがとう!



渡部友美さんのこと

Tomomi

 昨日は、ウィーンに留学している会所幹也君のことを書きましたが、実はもう一人留学している生徒がいて、時期も丁度会所君と同じ頃で、ドイツのデトモルト音楽院に行った渡部友美(わたなべともみ)という生徒が、やはり昨年末一時帰国して顔を見せてくれていました。デトモルトではギター二重奏の Amadeus Duo のメンバー、Dale Kavaner が教えていますが夫君の Thomas ともども私の知人なので、女性の先生を紹介したと言う次第です。Dale はソリストとしての活動は二重奏ほど活発に行っていませんが、自作の曲も演奏したり、とても達者な演奏者ですし、夫にはなかなか気の強い反面、我々友人にはとても優しい人なので、友美が勉強するにはここが最適(?)と選んだわけです。会所君も渡部さんも、ドイツ語の試験で少し苦労したようですが、無事に学校に入学出来、二人とも環境に満足しているので、あとは健康に気をつけて、思う存分勉強して欲しいと思っています。
 渡部さんは立命館大学の学生時代から私のところへレッスンに通っていました。一見のんびりした性格でありながら、発表会や演奏会では素晴らしいがんばりを見せ、とても根性のある女性です。また、とても優しく、人との協調性や、和を保つことも生まれながらに身につけていて、会所君同様これからが楽しみです。去年は生徒が二人もいっぺんに留学したので、私はちょっと寂しい気分でもありますが、こうして一時帰国でも真っ先に顔を見せてくれ(写真は昨年末のもの)、元気で、そして充実した留学生活を送っていることは、先生としてはとても嬉しく、幸せなことです。



| 1/2PAGES | >>

calendar

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< March 2024 >>

search this site.

selected entries

categories

藤井眞吾のその他のサイト

1. 藤井眞吾の Official Web Site


2. 藤井眞吾の Facebook Page


3. 藤井眞吾コンサートシリーズ

3月30日[土]
《春への憧れ Sehnsucht nach dem Frühling》


5. e-mail

mail me

関連サイト

マンサーナ Manzana

Manzana Logo


Facebook

archives

recent comment

links

profile

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM