10月1日(日)には女房の運転で名神高速道路を大津に向かって走りました。
9月28日の投稿「猫の組曲」でご報告したように「湖笛の会」の演奏で私の作曲した「猫の組曲」を聴きに行くためです。
大津ICを降りる直前のサービスエリアでお昼ご飯を食べました。久しぶりに琵琶湖を眺めてきました。
「猫の組曲 Cat Suite」は9曲からなる組曲ですが、曲が進むにつれて、一つ一つの音が作曲していた当時の記憶を蘇らせます。その小さな記憶が数珠繋ぎになって、様々な思い出まで脳裏をよぎります。
もう20年以上前に作曲した作品ですが、まるで先週作曲した作品であるかのように鮮明に思い出されます。当時はギターのためにはこのように大編成で且つ大規模な曲を書いてもいなかった、そのような必要や需要がなかった頃だったので、「湖笛の会」からの委嘱はとても嬉しく、また新しい分野へのチャレンジに情熱を燃やしていました。今だったら、あんなに大胆なことはできなかったかもしれない、と聴きながら、ふと思いました。
素晴らしい演奏で最後まで一気に聴き終え、本当に楽しませてもらいました。いつも「作品」のあるべき姿を大事にする「湖笛の会」の皆さんの音楽家としての姿勢に、改めて感謝とともに敬意を評します。ありがとうございました!
まさに至福のときでした。終演後中山さん(中央)と細野さん(左)、そして「湖笛の会」代表の松山先生、他のメンバーの方々ににご挨拶することができました。
皆様も是非 CD でお聞きください!