Rhapsody Japan (Ensemble version)

 2018年に、渋谷環さんから彼女が主宰するギター・アンサンブルの為に私の「Rhapsody Japan」を編曲してもらえないか、と言う依頼を頂きました。すでに多くの方々にギター二重奏として知られ、また演奏されている自分の作品を、別編成の為に書き直すと言う事に、いくらか戸惑いもありましたが、承諾しました。なぜなら、本来この曲は京都のある大学の学生達のために作曲したものが母体となっている作品だったからです。音色や、音の厚みの変化に不自然さは出ないだろうと考えたわけです。
 ところが渋谷さんのギター・アンサンブルは「アルト・ギター」ではなく「レキント・ギター」を使っていると言う事で、難題が現れました。レキント・ギターはアルト・ギターよりさらに「二度」高いのです。音域もさることながら、調性がギターでは弾き難い調性に、どうしてもなってしまうのです。しかしレキントのパートは、名手の渋谷さんがひかれると言う事なので、意を決して編曲、出来上がったのがこの「アンサンブル・ヴァージョン」です。是非お聞きください!

 

 

 

 

 実はこの演奏は、出演された演奏会で、出演者毎の演奏時間制限があったため、本番では抜粋の演奏であったそうです。ところが最近になって、渋谷さんから、練習のためにリハーサルで演奏したものを編集してつないだ「完全版」があるとお聞きして、早速お送り頂き、そちらを公開させて頂きました。
 渋谷さんを筆頭に、アンサンブルの皆さんのすばらしい演奏と、また二重奏とは違った、ギター・アンサンブルにより音の厚みや音色の変化をお楽しみ頂けると思います。
 来年2月9日に札幌の渋谷さんのギター教室でコンサートをするのですが、その時に「渋谷環 室内ギターアンサンブル」がこの曲を全楽章演奏して下さいます。また2月16日には自主公演をされるそうですので、皆様是非お出かけ頂きたいと思います。

 

 


Rhapsody Japan

 ギタリストの中野義久さんと橋口武史さんが「ラプソディー・ジャパンRhapsody Japan」を演奏し、YouTube に公開して下さいました。全楽章ではなく、抜粋なのですが、お二人の親密なアンサンブルを楽しむ事ができます。使用楽器は、H.ハウザー(’61)と松村雅亘(’95)だそうです。私も学生時代から数年間、松村さんの楽器は愛奏していました。懐かしいです。

 

 


7弦ギターの弦

strings

 

 

 今月のコンサート《風の向くところ Where the wind looks》ではバッハの「チェロ組曲 第1番 BWV1007」を演奏しますが、私はバッハの作品の多くには、7弦ギターを使用し、7弦ギター用の編曲をしています。これによって、6弦のギターよりも響きや音楽がより自然に表現できるように感じているのですが、難しいのはそのための弦の選択です。上の写真はPYRAMID社から出ているリュート用のカーボン弦(上/PVF063)と、ダダリオ社の巻き線(下/NYL026W、NYL031W)です。
 調弦は大抵は以下のようにしていますが、今回はそれを半音あげてみたので、こんな弦を使用してみました。いい感じです。いつも悩んでいたのは「Re」にしたときの1弦に何を使うかと言う事だったのですが、「Eb」だと通常のナイロン弦が使えるので、とても有利です。

 

Tuning

 

 

 チェロ組曲1番は全楽章演奏します。できればそのほかにも何かお聞かせできればと思い、練習しています。演奏会は今月26日です。(演奏会の詳細
 それから・・・、今日の米粉パン、色白に奇麗に焼けました!

 

 

pan

 

 


《はじまりの音楽》から2曲、東京で

hiromi

 

 

 今月、東京でも、《はじまりの音楽》から2曲、「春の小川」と「揺り篭のうた」をお聞き頂く事ができます。お二人の女性のコンサート、「レディースコンサート」、9月22日(日)午後4時開演、東京の「海音 KANON」で。是非お出かけ下さい!

 

 

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はじまりの音楽

Iris

 

 

 10年前に、日本の民謡や唱歌12曲をギター二重奏に編曲、《はじまりの音楽》がフォレストヒル出版から発売されました。
 10月20日に「さくらデュオ」のお二人が全曲を演奏してくださいますので、皆様是非お出かけ下さい。予約が必要のようですので、ご注意下さい。
日 時:10月20日(日)14時開演
会 場:アイリスカフェ(大阪府 守口市 本町 1-2-2 )
演 奏:さくらデュオ(井谷正美、藤本百合江)
入場料:500円(予約制)
問い合わせ・申し込み:大阪ギタースクール(06-6992-3804) またはメール

 

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やっと半分書きました・・・

 ソルの作品44(24の漸進的小品集)の解説を毎日書いて公開すると言う予定でやって参りましたが、はたと気付いたのは、このペースでは22日の演奏会までには終わらないと言う・・・、わけで少しペースを上げて書こうと思います。でもやっと半分の12曲を書き終えました。後ろから書いているので、第24番から第13番まで書いたわけです。演奏会では全曲を演奏しますので、是非お聞き下さい!

 

note

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ソルの作品44-16 Andante

note

 

 

 とても穏やかで、優しい表情の音楽です。旋律は二つの音程を中心に作られていると考えます。

ひとつめ:「二度」=順次進行と半音進行を含む
ふたつめ:「三度」=転回した六度も同様

 アウフタクトで始まる最初の旋律は「六度(長六度)」という明るく、 広がりのある音程です。続く半音の進行は下の声部でもみられ、柔らかな表情です。続く完全四度(シ→ミ)はひときわ鋭く聞こえます。アクセントを伴って、 音価をたっぷりと鳴らして下さい。「ミ」を1弦開放弦で弾く場合は、音色が硬くならないように注意しましょう。(・・・続きを読む

 

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作品44-21 Andantino

44-21

 

 

 おおよそ「Andante」という言葉で指示された時ほど、テンポの幅が広く、どのように演奏すれば良いかが難しいことはありません。本来「歩くように」 という意味なので、のんびり歩く場合もあれば、駆け足の場合もあり、様々な筈です。特にバロック時代、この言葉は速いテンポの音楽でもしばしば用いられま した。ドメニコ・スカルラッティーの500曲を越えるソナタをみればそのことがよく分かるでしょう。またバッハの「Andante」と「Adagio」の 音楽を比べてみれば、それぞれの言葉で表された音楽の性格の違いに気付く事でしょう。私はこの曲の場合の「Andante」は、かなりゆったりとした 「Andante Largo」と感じるのが、曲調に相応しいのではないかと思います。 (・・・続きを読む

 

 

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3・11に、SHIKI

 

 

  Today, 8 years ago today, on March 11, many people lost not only their lives but also irreplaceable important things due to the big earthquake and tsunami that hit Japan. I got a phone call from William Kanengiser who is one of my best friends and a member of the Grammy Awarded  LAGQ. He offered to do something for his favorite Japan and the people of Japan. He decided to commission me a new work, and to add it to the program of their tour of the following year. And that piece, “SHIKI” and our performance were dedicated to those who lost a lot in this catastrophe.
  The title "SHIKI" means many things in Japanese. Generally speaking, when pronounced as "shi - ki", many people associate "four seasons", but when I was composing, there were plenty of other images in my mind.  All of them are pronounced "shi - ki", and all of them were deeply involved in us. They were “
morale”, “historical script”, “private memoir”, “conducting”, “ceremony” and “last hour”.

 

 

 8年年前の今日、3月11日、日本の多くの人が命とそしてかけがえの無い沢山のものを、地震と津波によって奪われました。親友の一人であり、グラミー賞受賞グループの LAGQ のメンバーである William Kanengiser から見舞いの電話がありました。彼が愛して止まない日本や、日本の人達の為に何かをしたいと。彼は私に新しい作品を作曲する事を依頼し、翌年の彼らのツアーにそれを組み込む事を決意しました。その作品「SHIKI」と、私達の演奏はその大災害で多くを失った人々に捧げられました。
 曲名の「SHIKI」は多くの意味を持っています。普通は「shi - ki 」と発音された言葉を聞けば「四季」を連想するでしょう。しかし私が作曲していた時にはもっと沢山のイメージが頭の中を駆け巡っていました。それらの全ては「shi - ki 」と読まれ、そして全ては私達に深く関わりがありました。すなわち、「士気」「史記」「私記」「指揮」「式」そして「死期」です。

 

 


栗東でのコンサート

 昨日、滋賀県栗東市でのコンサート「Guitar Duo Concert 藤井眞吾 × 奥野 隆」を無事に終えました。

 

 

Shiga

 

 

tsuika

 

 

 会場は、栗東芸術会館「さきら小ホール」でしたが、こじんまりした会場ながら、大変音響が良く心地よい響きでした。リハーサルの時からそれが良く感じられました。(写真下)

 

 

Rehears

 

 

 奥野君からのリクエストで、ギターを勉強している人達がよく弾くような曲も、ということで小品の独奏も何曲かいたしました。(写真下)

 

 

Solo

 

 

 奥野君を教えていたのは、もう10年以上前の事ですが、なかなかの腕白坊主だった彼が、立派にギタリストに成長した事を嬉しく思い、楽しく、幸せな一日でした。ご来場頂いた皆様、ありがとうございました!

 

 

Okuno

 

 

 27日には、二重奏だけのプログラムで、京都でも公演があります。「藤井眞吾コンサートシリーズ 第138回 《はじまりの音楽》」のプログラムを公開しています。まだ若干前売り券ありますが、ご予約はお早めに!

 

 


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