なぜ、「ラグリマ(涙)」を弾いたのか・・・

 2月16日の函館は天気予報の通り、朝目覚めてみると雪景色でした。大雪の降った札幌から函館に着いた三日前から、函館は信じられないほど雪が少なく、気温も春のような陽気で、快晴が続いていましたから、それがまるで嘘であったかのように思ってしまう一日のスタートでした。
 雪は時間を追って勢いを増し、夕方には風も台風並みに吹くということでした。私のリサイタルはそれでも、予定通り午後2時にスタートしました。会場(芸術ホール)でリハーサルを始めて間もなく、私の iPhone に一通のメールが配信されました。ANA(全日空)からその日の搭乗予定だった便の欠航を知らせるものでした。私は翌日午後から東京で仕事があったので、コンサートが終わったら、その日のうちに東京へ移動する予定にしていたのですが、それができなくなりました。
 アンコールの2曲目では F.タレがの名曲「ラグリマ」を弾きたい気持ちになりました。「ラグリマ」はスペイン語で「涙」という意味です。

 

 

 

 

 ・・・コンサートが終わると外は、猛吹雪でした。演奏会が予定通り行われたこと、そしてお客さんも予定どうり来てくださったことは、今から思うと本当に幸運なことでした。私は最終の新幹線に乗って、深夜に東京に着きました。忘れられない「アンコール」となりました。

JUGEMテーマ:クラシック音楽

 

 


この道(山田耕筰/藤井眞吾 編曲)

 先日、函館でのリサイタル(2020/2/16)でアンコールとして演奏したビデオです。お聞きください!

 

 

 

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失われた四季

 本日、3月11日は日本中の人々が、2011年に起きた大災害の事を思い出し深い悲しみに包まれ、祈りを捧げる日です。2011年の暮れにロサンジェルス・ギターカルテット LAGQ のリーダー、W.カネンガイザー氏の依頼で「SHIKI」というギターオーストラとギター四重奏の為の曲を書きました。翌2012年にアメリカの五つの都市で初演をしましたが、その後もアメリカ国内の他、ヨーロッパでも再演されました。

 

 

 

 

 2017年にドイツの「 ハンブルグ青少年ギターオークストラ Jugend Gitarren Orchester Hamburg」と言う団体が、LAGQ と公演を行い、またCDを作りました。

 

 

JGOH

 

 

 この曲にはいくつもの想い出があります。
 お亡くなりになられた多くの方々のご冥福を心よりお祈りいたします。

 

 


この道(山田耕筰/藤井眞吾 編曲)

 先日行ったコンサート《前奏曲 Prelude》でのアンコール演奏です。

 

 


終わりのない編曲

 作曲や編曲は、時に終わりようが無くなるときがあります。作曲は自分自身の音楽ですから、まだ判断や決断がつけられるのですが、編曲となると、誰か、大抵は大作曲家の作った作品ですから、その神髄を損なわないようにと、ついつい何度も試行錯誤を繰り返すことがあります。まさに「終わりのない作業」となってしまいます。

 

 

ume-1

 

 

 今週末の演奏会《前奏曲 Prelude》ではショパンの前奏曲(Op.28-6)をプレゼント編曲としたのですが、これはもう10年近く前の編曲なのに、ひく度に別のアイデアが出てきます。とうとう昨日は「そうだ、違う調で弾いてみよう!」と、これまでホ短調でひいていたものを、少し特殊な調弦にしてイ短調で弾いてみたら、とてもいい・・・、かもしれない。でもホ短調の響きもきれい・・・。本番は今度の土曜日だから、きっと練習の時間が足りなくなる(これはよくあることなのですが・・・)、というわけで結局やや改訂を加えて、ホ短調に落ち着きました。

 

 

ume-2

 

 

 一昨日、妻と買い物に出ると毎年きれいな花を咲かせる、ご近所の梅が今年も見事に咲いていました。以前は隣に紅梅もあったtのですが、今は白梅だけです。

 

 

ume-3

 

 

 その梅の木の麓で、猫がひなたぼっこしていました。気持ち良さそう!
 コンサート《前奏曲 Prelude》は今週の土曜日、29日の開催です。ご予約お待ちしております。

 

 


Pablo Garibay のコンサートへ

 東京での三日間は快晴に恵まれました。そして出発する四日目の朝もご覧のような天気。

 

 

Pablo-1

 

 

 実はこの日(20日)は名古屋の宗次ホールで Pablo Garibay(パブロ・ガリバイ)の演奏会があるので、聞きたいと思い、少し早くチェックアウト。しかし名古屋に着くのが早過ぎたので、名古屋駅でコーヒーで一服。

 

 

Pablo-2

 

 

 パブロはメキシコ人のギタリストですが、実は2007年にアメリカの GFA に招かれて行った時、私の作曲した「天使の協奏曲」を演奏(指揮)するのが第1の目的だったのですが、もうひとつ依頼されていた事は、GFAコンクールの審査員でした。一次審査だけでしたが、これがなんと最大のハードワーク。三日間に渡って55人のエントリーを聞かなければならないので、疲労困憊でした。
 パブロはこのコンクールで確か「2位」だったと思うのですが、私にとっては彼の本選での演奏は圧倒的に「1位」でした。
 さて、名古屋での演奏も期待を裏切る事なく、非常にストレートで虚飾のない演奏。限りなく透明で美しい演奏でした。終演後、少しだけ旧交を暖めたのですが、13年前に彼からもらった(彼の母国)メキシコの作曲家、ポンセの自筆譜のコピーのお礼も言う事ができました。聞きに来て良かった、心の底からそう思いました。

 

 

Pablo-3

 

 

 今回は日本には初来日なのですが、残念なことにソロ・リサイタルは少ないようです。もしも彼の名前を見かけたら、何を置いても聞きに行く事を強くお薦めします。素晴らしいギタリストですから!
 京都に帰り着いたのは夕方でした。

 

 


ホールでリハーサル

 函館到着以来、温暖で、良い天気が続いていました。

 

 

hakodate 1

 

 

 ホテルの部屋から見えた二日間の朝の眺めです。

 

 

hakodate 2

 

 

 今日は明日のリサイタルの会場である、函館芸術ホールリハーサルをしてきました。実際に演奏会場で、しかもゆったりとリハーサルをさせてもらえる事などめったにありませんから、とても良い経験になりました。

 

 

hakodate 3

 

 

 「712人」というキャパなのですが、とても音響が良く、ギターにも最適です。ここで演奏するのはもう三回目だと思うのですが、今回は特に良い感じです。

 

 

hakodate 5

 

 

 ギターのコンディションもいいので、ついつい演奏が暴走しそうになります。

 

 

hakodate 6

 

 

 ・・・ひとつだけ心配が。ここまで好天が続いたのに、明日は気温が下がり、雪が降り、暴風のおそれも。コンサートが終わったら、直ぐに最終便で東京へ移動してレッスンの予定なのですが、フライトが予定通り出るかどうか・・・。

 

 


札幌で「はじまりの音楽」

 「はじまりの音楽」を練習していました。自画自賛かもしれませんが・・・、いい曲集ですね。明日から札幌へ出発します。

 

 

Dawn

 

 


札幌で公開レッスン

 来月、札幌で公開レッスンをいたします。

 

 

note

 

(詳細は上のチラシをクリック!)

 

 まだ〆切っていないと思うので、受講希望の方は主催者まで問い合わせてみて下さい(Coffee Cafe ふらっと/Tel.011-590-1080)。聴講者も受け付けています。札幌でのレッスンは初めてなので、楽しみにしています。

 

 


Rhapsody Japan (Ensemble version)

 2018年に、渋谷環さんから彼女が主宰するギター・アンサンブルの為に私の「Rhapsody Japan」を編曲してもらえないか、と言う依頼を頂きました。すでに多くの方々にギター二重奏として知られ、また演奏されている自分の作品を、別編成の為に書き直すと言う事に、いくらか戸惑いもありましたが、承諾しました。なぜなら、本来この曲は京都のある大学の学生達のために作曲したものが母体となっている作品だったからです。音色や、音の厚みの変化に不自然さは出ないだろうと考えたわけです。
 ところが渋谷さんのギター・アンサンブルは「アルト・ギター」ではなく「レキント・ギター」を使っていると言う事で、難題が現れました。レキント・ギターはアルト・ギターよりさらに「二度」高いのです。音域もさることながら、調性がギターでは弾き難い調性に、どうしてもなってしまうのです。しかしレキントのパートは、名手の渋谷さんがひかれると言う事なので、意を決して編曲、出来上がったのがこの「アンサンブル・ヴァージョン」です。是非お聞きください!

 

 

 

 

 実はこの演奏は、出演された演奏会で、出演者毎の演奏時間制限があったため、本番では抜粋の演奏であったそうです。ところが最近になって、渋谷さんから、練習のためにリハーサルで演奏したものを編集してつないだ「完全版」があるとお聞きして、早速お送り頂き、そちらを公開させて頂きました。
 渋谷さんを筆頭に、アンサンブルの皆さんのすばらしい演奏と、また二重奏とは違った、ギター・アンサンブルにより音の厚みや音色の変化をお楽しみ頂けると思います。
 来年2月9日に札幌の渋谷さんのギター教室でコンサートをするのですが、その時に「渋谷環 室内ギターアンサンブル」がこの曲を全楽章演奏して下さいます。また2月16日には自主公演をされるそうですので、皆様是非お出かけ頂きたいと思います。

 

 


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